北摂の特徴を詩のように挙げてみた。“北摂の本”はちゃんと北摂を紹介している。

cigagraphy 北摂 堤防 河川敷 淀川 東淀川区 守口市

『北摂(ほくせつ)は、令制国の摂津国北部に由来する地域名称。一般的には現在の大阪府北部を指す場合が多いが、兵庫県南東部内陸の阪神北地域などを指す場合もある。』

引用:北摂-Wikipedia

『摂津国の範囲は、概ね現在の大阪府淀川以北および大阪市域と尼崎市から神戸市・三田市に至る兵庫県南東部に当る。』

引用:摂津国-Wikipedia

cigagraphy 北摂 堤防 河川敷 淀川 東淀川区 守口市 水面

廃藩置県以前に存在した摂津国。その頃は、中心部である大坂より北に位置していた四つの群を差して、

今では、大阪市から神戸市にかけて、大阪湾の縁をなでるように西へと伸びるエリアを差して、皆は“北摂”と呼んでいる。

cigagraphy 地図 北摂 大阪 兵庫 神戸 淀川 手書き

商人の町、経済の中心であった大坂と、港町、世界への玄関口であった神戸。

中心たるために、玄関口たるために、金と文化と一人ひとりの幸せのために汗を流す者たちが息づいてきたその場所には、

海沿いの平野と小高い山の連なりが近距離に共存し、水の潤いにも緑の鮮やかさにも、低地と高地がそれぞれ見せる四季の顔の濃淡にも恵まれている。

高台に居を構え、登る朝陽が溶かしていく海と空との境界に酔いしれながら、北摂の脈動を臨んでいた者。

その脈動を打たせようと無数の毛細血管をその日も行き交った末、家族が待つ海の町の外れへの帰路を、憩いを求めて歩いた者。

今現在の北摂にどこか感じる、ゆとりや落ち着き、温もり、優しさ、美しさ、暮らしやすさは、彼ら彼女らが与えてくれたものであると僕は思う。

使う者。使われる者。立場は違えど、自分の場所、自分たちの居場所の繁栄を、深い深い部分でひとつにして、願っていた。

そして、眺めていたかった、残していたかった。これからもずっと生きていくこの場所、この居場所が、郷愁を抱いて自らを出迎えてくれることを。

彼ら彼女らの生涯、願い、帰る場所にあふれるぬくもりの連続が、今の北摂へと続いているのだ。

cigagraphy 北摂 堤防 河川敷 淀川 東淀川区 守口市 水面 川岸

手元に“北摂の本”という本がある。裏表紙に“雑誌コード619…”と書かれているので、厳密に言うとこれは本ではなく、単発の雑誌を意味する“ムック”である。

書店でのバイト経験がある僕は、そのあたり少し詳しい。

北摂の本 ムック 情報誌 京阪神エルマガジン社

この“北摂の本”では、大阪市や神戸市を除いた北摂にあるお店や施設を主に紹介している。

大阪市は大阪市、神戸は神戸であって、北摂ではない。

北摂の中にいると感じることのあまりない、大阪神戸が醸す味気ない都市感、それが抜けるので、より住民の肌感覚に即しているはずである。

住民の肌感覚に即した、漂うように流れる時間、微熱にも似た温度、日常と非日常の歩み寄り。それが“北摂の本”には描かれている。

が、僕は、そんな“北摂の本”も取りこぼしている、もっと限定的で、もっと狭い範囲で、もっと日常に即した写真を、次回に載せていこうと考えている。

ちなみに、次回に載せる淀川の河川敷を自転車で走った写真特集の舞台は、

北摂の本が除外した、味気ない都市感を覚える県庁所在地、大阪市東淀川区が登場する

登場する、というか、今回載せた写真も東淀川区から撮ったモノばかりである。

このあたりが、吸い殻のように無益な僕のブログの、軸の不在を物語る。

cigagraphy 北摂 堤防 河川敷 淀川 手すり 川岸

もし、北摂、北摂の本に興味を持たれた方は、

『北摂の本』っていうシブい表紙の本が売ってたので買って読んでみた―TNN豊中報道。

に飛んで頂ければ、北摂の、とりわけ豊中市のディープな情報に触れられるかもしれない。

 

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